2014年01月15日
SOG RT隊員用携行品2(トラウザース編)
前回に引き続き、RT隊員用のトラウザースについて紹介します。
ベースは4thと言われるリップストップの物で、これもジャケット同様に容量を増やすための改造が行われています。
改造点は、裾(脹ら脛部)にジャケットのポケットが増設されている点で、ハーディー氏の本でも、これと同じ改造のERDLトラウザースを着用した隊員を見る事が出来ます。
外には、ヘリのドアガナー等に同様に改造した被服を見る事が出来ますが、裾にポケットを着ける事により、座った状態でも使い勝手が良くなります。
では、前回に引き続きRT隊員の携行品について記述していきます。
まず腰部分のポケットですが、何も入れないのが賢明だと思います。
この部分は身体の中でも柔らかく、長距離を走破しなければならない隊員にとって摩擦で皮膚を傷めるのは困ります。入れるならハンカチ程度でしょう。併せてお尻部分のポケットもオススメ出来ません。
正面から見た図

横から見た図
裾にもポケットが増設されているのが解ります。

右大腿部(カーゴポケット)
ここには非常時に最も大事となる装備を収納しています。URC-64です。
本来、大事な物については水に濡れないように極力、高い位置に収納するのが鉄則ですが、小型とは言え無線機は重く硬いです。 その為に大腿部に収納しています、しかし、川等に入った場合を考慮しビニールで防水処置を施して、携行時には小型ポンチョでくるみ、少しでも快適になるように努めています。
ポンチョでくるまれたURC-64

併せてビニールにより防水処置

URC-64

右裾部(増設ポケット)
ヘリでの移動の際、使い勝手の良いポケットですが、あまり重い物を入れるとポケットがバタつき不快で、バランスも取りにくい為に極力、軽量な物を収納しています。
今回は、ゴーグルです。ヘリは降着時に周囲に凄い風圧が起きる為、ゴーグルは必須です。
ゴーグルと言えば、M1944ダストゴーグルが有名ですが、かさばる為に、より軽量なHALO用ゴーグルを収納しています。画像では見えませんが、内側にはペンポケットも付いています。
レンズが傷付かないように袋で保護

HALO用ゴーグル

左大腿部(カーゴポケット)
非常時に備えてLRRPレーションを一食分収納しています。LRRPレーションは、当時主流だったCレーションが缶だったのと違い、フリーズドライで極力軽量化されたレーションです。 軽く、缶に比べてゴツゴツしていない点が利点ですが、最大の利点はゴミを出しにくい事ではないかと思います。 ゴミを出し痕跡を残す事は命取りになります。

第7のポケット
なかなか解りにくいのですが、左大腿部ポケットの中には、小さなポケットが存在します。ここには包帯及びポケットナイフ、リストコンパスを収納しています。


左裾部(増設ポケット)
こちらの裾ポケットも、バタつきを防止する為に軽量な物を収納します。
中身は予備の手袋、ジャングルで手袋は必需品です。

移動の際に、被服がバタつく場合にはビニールテープ等でカーゴポケット部等を巻く事をオススメします。
ポケットが有る分、水捌けが悪いですが携行出来る量が増え、長期間長距離を移動したければならない偵察隊員に最適だと思います。
逆に、強襲をメインとし水捌けの悪い被服を嫌ったSEALが、ジーンズを使用しているのが面白いです。
ベースは4thと言われるリップストップの物で、これもジャケット同様に容量を増やすための改造が行われています。
改造点は、裾(脹ら脛部)にジャケットのポケットが増設されている点で、ハーディー氏の本でも、これと同じ改造のERDLトラウザースを着用した隊員を見る事が出来ます。
外には、ヘリのドアガナー等に同様に改造した被服を見る事が出来ますが、裾にポケットを着ける事により、座った状態でも使い勝手が良くなります。
では、前回に引き続きRT隊員の携行品について記述していきます。
まず腰部分のポケットですが、何も入れないのが賢明だと思います。
この部分は身体の中でも柔らかく、長距離を走破しなければならない隊員にとって摩擦で皮膚を傷めるのは困ります。入れるならハンカチ程度でしょう。併せてお尻部分のポケットもオススメ出来ません。
正面から見た図
横から見た図
裾にもポケットが増設されているのが解ります。
右大腿部(カーゴポケット)
ここには非常時に最も大事となる装備を収納しています。URC-64です。
本来、大事な物については水に濡れないように極力、高い位置に収納するのが鉄則ですが、小型とは言え無線機は重く硬いです。 その為に大腿部に収納しています、しかし、川等に入った場合を考慮しビニールで防水処置を施して、携行時には小型ポンチョでくるみ、少しでも快適になるように努めています。
ポンチョでくるまれたURC-64
併せてビニールにより防水処置
URC-64
右裾部(増設ポケット)
ヘリでの移動の際、使い勝手の良いポケットですが、あまり重い物を入れるとポケットがバタつき不快で、バランスも取りにくい為に極力、軽量な物を収納しています。
今回は、ゴーグルです。ヘリは降着時に周囲に凄い風圧が起きる為、ゴーグルは必須です。
ゴーグルと言えば、M1944ダストゴーグルが有名ですが、かさばる為に、より軽量なHALO用ゴーグルを収納しています。画像では見えませんが、内側にはペンポケットも付いています。
レンズが傷付かないように袋で保護
HALO用ゴーグル
左大腿部(カーゴポケット)
非常時に備えてLRRPレーションを一食分収納しています。LRRPレーションは、当時主流だったCレーションが缶だったのと違い、フリーズドライで極力軽量化されたレーションです。 軽く、缶に比べてゴツゴツしていない点が利点ですが、最大の利点はゴミを出しにくい事ではないかと思います。 ゴミを出し痕跡を残す事は命取りになります。
第7のポケット
なかなか解りにくいのですが、左大腿部ポケットの中には、小さなポケットが存在します。ここには包帯及びポケットナイフ、リストコンパスを収納しています。
左裾部(増設ポケット)
こちらの裾ポケットも、バタつきを防止する為に軽量な物を収納します。
中身は予備の手袋、ジャングルで手袋は必需品です。
移動の際に、被服がバタつく場合にはビニールテープ等でカーゴポケット部等を巻く事をオススメします。
ポケットが有る分、水捌けが悪いですが携行出来る量が増え、長期間長距離を移動したければならない偵察隊員に最適だと思います。
逆に、強襲をメインとし水捌けの悪い被服を嫌ったSEALが、ジーンズを使用しているのが面白いです。
Posted by Q州の一匹狼 at 07:56│Comments(2)
│SOG装備
この記事へのコメント
こんばんは。
今回も参考にさせて頂きます!
私のズボンのカーゴポケットには邪魔くさいですが最悪の事態を想定してPPKをしのばせています。
ジャングルで一人ぼっち、装備無し。想像するだけで恐ろしい…。そこでどう生還するか。まさに最後の砦だなって改めて考えさせられました。
今回も参考にさせて頂きます!
私のズボンのカーゴポケットには邪魔くさいですが最悪の事態を想定してPPKをしのばせています。
ジャングルで一人ぼっち、装備無し。想像するだけで恐ろしい…。そこでどう生還するか。まさに最後の砦だなって改めて考えさせられました。
Posted by RABBIT-FOOT
at 2014年01月15日 21:34

< RABBIT-FOOT さん あり がとうございます。PPKは当 時の装備にも載ってますし 、良いですね。 自分のイメージでは、ハンドガンは自決用のイメージなんですが 、自決と言えば、ハンドフレアには4 5口径だかの弾がねじ込める らしく、一部の隊員は捕ま って拷問される位ならと自 決用に弾をポケットに忍ば せていたとか聞いた事あり ます。 三島軍曹は、青酸 カリだかを携帯していたら しいですし、本当に怖い世 界です。
Posted by Q州の一匹狼
at 2014年01月15日 22:30
